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予想外だった妊娠初期での悪阻のお話

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今回は妊娠初期の辛かった悪阻についてのお話です。

正直、悪阻に苦しみましたという人、周りにいませんでした!

祖母、母、友人、先輩みんな軽かったそうです。だから今回の私の話は結構珍しいはず。なので、これから妊娠する人はそこまで戦々恐々にならずに読んでください。

悪阻中にも口に出来たもの、匂いづわり対策についても軽くご紹介するので、現在悪阻真っ最中という人にとって参考になればいいなと思います。

そして男性の方にも読んでほしいなと思います。

 

本格的に悪阻が始まったのは妊娠6週

体調が悪くなり始めたのは妊娠判明前で、よくある風邪のような症状。

熱っぽい、だるいという症状が明らかに今までの妊娠出来なかった時期と違いました。

その後検査薬で妊娠を確認してから病院に行くまでずっと同じ症状のままでしたが

まだ我慢できる、日常生活が送れるレベルでした。

症状がだんだんと悪化してきたのが妊娠6週に入った頃。

まだ仕事をしていて、ちょうどゴールデンウィーク明けでした。体がだるくて気持ち悪くて朝もやっとこ支度をして出勤するのですが、ゆっくりゆっくりカメのようにしか歩けず姿勢もだんだんとお婆さんのように。なんとか会社に着いたものの、もうフラフラで画面を見るのも気持ち悪く1時間半程で早退しました。

それからはプラスして謎の下痢のような腹痛が加わり、出したいのに出ない。ガスは溜まる。トイレにもはって行く、トイレにかかっているタオルにしがみついたり椅子を運んでもらってしがみつかないと体を支えてられない。下痢のような腹痛はあるから座っていたいのに吐き気もくる。トイレの前で横になるという日が続き、ある夜中危機感を覚えて病院へ向かいました。

(事前に病院へ行くべきか判断をしてくれる番号にかけて、病院へ行くように指示されました)

病院へ行って、子供の心音を確認し、尿検査をせず悪阻ということで一旦様子見になりましたが、経過を見るため2日後また病院へ行った時には入院レベルの脱水とケトンが+3という数値で即入院となりました。出血もあり切迫流産の兆候もありました。

その後、病院とトラブルがあり1週間で別の産婦人科病院へ転院という出来事もありましたが自宅療養の許可が出てそこからはずっと寝たきりで記憶が曖昧です。

腹痛は2週間程時間をかけて徐々に収まっていき、食べ悪阻、吐き悪阻をミックスさせながら点滴に通い妊娠16週頃にようやく良くなっていきました。

体はずっと怠くて重くて職場復帰も先が見えず精神的に追い詰められて何度妊娠を後悔したか今思えば辛い日々でした。

何度も泣いて主人に弱音や話を聞いてもらいましたが、絶対に私を責めるようなことはせず、もう妊娠をやめたいという私の言葉にも怒らず、中絶という選択肢も受け入れてくれようとしていました。家事も全て代わってくれ、私が過ごしやすい環境を模索してくれ、そんな姿を見て毎日一日ずつ乗り越えていくうちに悪阻が収まっていきました。

 

そんな悪阻を終えた今、男性の方にお願いしたいこと

これを書いている今、体調が悪くなってくるほどで、2人目は考えたくはありません。

ですがもし、1人目の子供の為にももう1人欲しいと主人に言われたら頑張るかもしれない。それほど悪阻中から今までの主人には感謝しかないし、だからこそまた辛い日々になってもなんとか頑張って乗り越えられるかもしれないと思います。

もし、このブログをみている人が男性だったら、ぜひ、奥さんに寄り添ってあげてください。

私以上の症状の方も絶対いると思いますが、うちの妻はまだ症状が軽そうだから大丈夫だろう、専業主婦だし大丈夫だろうと思った方、冗談ではなく想像以上に体も精神的にも辛いと思ってあげてください。悪阻になるくらいなら仕事で激務の方が全然マシです。俺も仕事で疲れてるんだと言わず、未知の体験を1人で背負っている奥さんをぜひ支えてあげてください。

妊娠悪阻中に食べられた物

そんな私が妊娠悪阻中に口に出来たものは、フルーツでした。さっぱりしたものが食べやすくて、グレープフルーツや苺を食べていました。徐々に食べれるようになってからは麺類が食べやすくて特に冷やし中華の醤油はさっぱりしていたので食べられました。あとは素麺や春雨サラダを食べていて、白米は悪阻の後半に徐々に食べられるようになっていきました。

また、水分は出来るだけとった方がいいです。脱水に対してというのもありますが、悪阻の原因となるホルモンが薄まるという話もあります。(※諸説あります)どちらにせよ、水分はとって損はないです。

匂いづわりで無香料を好むように

私の場合、匂いづわりも辛くて、冷蔵庫の匂い、シャンプーの匂い、料理中の匂い、香水の匂い、食器用洗剤の匂いも漂ってくるだけでダメでした。

シャンプーはキュレル(香りがかなり弱い)のものを使い、食器用洗剤はヤシの実洗剤に替えて乗り切りました。

(お皿はもちろん、髪を洗うことも出来ず、浴室に椅子を入れて4日に一度主人に洗ってもらう日々が続いていました。)

トイレの消臭スプレーも無香料に替えて、徹底的に匂いや香りを遠ざけました。

妊娠8ヶ月の今、匂いづわりはまだ続いていますが、レモンなどさっぱり系のものはだんだんと受け入れられるようになっています。

想像以上に辛かった悪阻の日々、得るものもあった

先にも書きましたが思い出すと具合が悪くなるほど辛かったです!

悪阻は原因は不明とされています。胎盤ができる前に悪いものを食べないようにだとか、母体に無理をさせないように、胎児と遺伝子が遠いからその拒絶反応等、色々とあります。その全てかもしれません。吐けば吐くほど子供の知能が上がるなんてものもあります。

今も心配事は絶えず、また別記事で書きますが幸せなマタニティライフとは程遠い生活をしています。

ですが妊娠を継続して、本当に良かったと思います。

私はこの経験で主人との関係性がぐっと縮まりました。

今辛い方、時間は着実に過ぎています。良い方向に向かっています。妊娠期間は一生ではないのです。ただ、無理強いするつもりは全くありません。先のことを考えても絶対に後悔はしない、どうしても妊娠継続を諦めたい方はそれでもいいと本気で私は思います。悪阻は十人十色で、ただ耐える日々は先が分かっていても本当に地獄です。誰も責める資格なんてありません。心が壊れると思うくらい苦しい日々を今まで耐えてきたのですから、自分自身も大切にしてあげてほしいと思います。